ゆめうつつ

KinKi KidsとNEWSの話をしたいブログ

映画版『Endless SHOCK2020』初見の感想

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映画館で『Endless SHOCK』、観てきました。

そもそもSHOCK自体見るのが初めてだったので、一体どんなものなのだろうとワクワクしていましたが、想像以上でした!

帰りのバスで書きなぐったメモをたよりに、感想を書いていきます。初見なのでいろいろ間違っていそうですが何卒ご容赦ください……!

(※なお、『』で囲んであるセリフの引用はすべてうろ覚えです)

 

 

 

 

演出について

 

ひとことで言うと「ド派手~!!」って感じでした。

 

前半だと、コウイチが屋上で歌うシーンで建物のセットがニョキニョキ上がっていくところと、リカとコウイチがスーパーカーに乗って宙に浮くところが好きです。一体どういう理由でスーパーカーが浮いているのかは謎でしたが、華やかで派手で見ごたえがありました。

 

後半では、コウイチとオーナーがステッキを持って踊る場面が好きです。コウイチが既にこの世のものではないことを悟った直後の曲にもかかわらず、コミカルで明るいダンスと歌なのが印象的でした。ジャニーさんは「悲しい時には明るい曲を」という演出をする人だったと聞いたことがあります。このシーンはそんなジャニーイズムが受け継がれているところなのかなと感じました。

 

それから、なんといっても終盤のコウイチのフライング。舞台をバックに優雅に舞う構図が、夢のように美しかったです。劇場の亡霊となったコウイチが舞っているからこそ、より非現実的で幻想的なシーンになっていました。

 

 

コウイチについて

 

コウイチという人は、リーダーシップとカリスマにあふれており、いつもよりよい舞台を作ろうと前を向いていて、感じも良くて。一見非の打ちどころのない完璧な人間に思えたのですが、全編観た後は、コウイチもひとりの人間なんだなと良い意味で感じられました。

 

コウイチは、ブロードウェイという大きな舞台に活動を移してしまうと、自分のやりたい「よりよい舞台」から離れてしまうのではないかと恐れています。また、カンパニーのみんなと自分の気持ちのズレに苛立ちや焦りを覚えます(と私は勝手に解釈しています)。

自分がみんなを引っ張らなくてはとひとりで背負い込み、周りが見えなくなっていき、その結果タツヤと衝突してしまいます。

理想が明確にあるところや、目標に向かって努力を惜しまないところ、ひとりで背負い込むところは、コウイチの良いところであると同時に、今回の事件のひとつの要因でもあります。

SHOCKのストーリーの素敵なところは、コウイチを「完全無欠で絶対正義の主人公」にしなかった点だと私は思います。コウイチをはじめ、登場人物たちは皆人間らしく個性のある人として描写されていて、そこがとても好きです。

 

後半のコウイチのセリフで、『自分がみんなに背中を見せて、さらに上を目指してもらいたいと思っていたけど、少し違ったみたいだ。みんながいてくれたから俺はショーを続けることができていたんだ』というのがありました(正確に覚えてないのでニュアンス)。考え方も個性もバラバラな人たちが、相手と向き合っていくことで各々さまざまな気付きを得て変化し、その結果として最高のショーができたというのが素敵だったなと。コウイチだけでもなく、コウイチ抜きでもなく、みんなで作りだしたことに希望を感じました。

 

あとこれは完全に余談ですが、タツヤがリカに告白しようとするシーンで、『なにこのだっせ~指輪!』などとからかっているコウイチは普通にわりとイヤな奴で面白かったです。人間らしい。

 

 

タツヤについて

 

正直私はコウイチよりもタツヤのほうに共感できてしまって、タツヤが『誰も俺に振り向いてくれない』と言うシーンでは涙がポロポロこぼれてしまいました。(私はオペラ座の怪人ではファントムが、レ・ミゼラブルではジャベールが一番好きなオタクです。)

 

タツヤは、自分が認められたいという気持ちだけでショーに出ています。舞台でも恋愛でもコウイチに敵わない劣等感や、「自分には誰も振り向いてくれない」という孤独感、そして「コウイチに追いつかなくては」という焦りがそうさせたのだと思います。

タツヤとコウイチの幼い頃のやり取り(「コウイチ遊ぼ」「そんな時間ないよ」「じゃあダンス教えて!」)を見るに、幼い頃のタツヤは、コウイチと一緒に遊びたいからとか、単純に楽しいからとか、そういう理由でダンスを練習していたのではないでしょうか。それなのにどんどんショーに立つ目的を見失っていき、最終的にはコウイチの「Show must go on」を否定するためだけに行動してしまいます。

コウイチにドロドロとした感情を持ってしまうタツヤの気持ちも、それで自分自身のことを見失って衝動的に最悪な行動をとってしまうことも、私は「わかるよ……」と思ってしまいます。『立ち止まったやつはどうなるんだよ!』とコウイチに叫んだ気持ちも痛いほどわかる。

彼の苦悩は彼だけのものだと理解はしているつもりだけれど、それでも思わず「わかるよ……」と言ってしまいます。タツヤ……。

 

タツヤに感情移入してしまうだけに、タツヤがコウイチを殺めてしまって第1部が終了したあとの絶望感はすさまじかったです。このあとタツヤが幸せになれる未来も、カンパニーが解散しない未来も全く見えなくて。そもそも、主人公が劇中半ばで死んでしまうのが文字通りショックでした。というか、死ぬのは知っていたんですが、こんなに早い段階とは思わなかったです。もっと最後の方に、舞台で真っ白に燃え尽きる感じで亡くなると予想していました。それがこんな救いのない展開だったとは……。

 

タツヤの夢の中でのシェイクスピアがこれまた凄まじく、コウイチのドスの利いた冷たい声がすんごく怖かったです。SHOCK全編通して一番見入ってしまったのがこのときのコウイチでした。コウイチが冴え冴えと美しければ美しいほど、タツヤが苦しみ怯えているのが辛かったです。

 

タツヤは、最後は亡霊となったコウイチから『お前はちゃんとショーを続けている』と認められ、コウイチともう一度ショーをすることで、前を向くことができます。タツヤのしたことは取り返しがつかないし、とてもとても重いことだと思いますが、タツヤとカンパニーのその後が明るいものであることを願ってやみません。

 

 

その他の感想

 

みんな歌がうまい!!!コウイチの主人公感、タツヤの意外と柔らかくて調和する歌声、リカの圧倒的ヒロイン感と歌唱力、そしてオーナーの抜群の安定感と存在感のある歌声! 素敵なメロディとこのキャストの歌唱力で聴きごたえ抜群でした!

 

・リカは『私はコウイチについて行く』としか言っていなくて、自分の目的があまり感じられないなと私は思ったのですが、でもコウイチが死んで亡霊になってから一番最初に現実を見たのはリカですよね。タツヤと同じくらいコウイチに固執していたリカが、コウイチ亡き後、しっかり意思を持って「Show must go on」を成そうとするのが良かったです。それと、コウイチが亡霊だと気づいた後、オーナーの服を震える手で掴む演技がとても好きです。

 

・舞台挨拶で光一さんが「寺西の演技がよかった」と言っていたので注目して見ていたのですが、たしかにすごかったです。特に、コウイチが生き返ったように見えたシーン。『笑えねえよ』というセリフ前後の、複雑そうで泣き出しそうな演技が素敵でした。

 

・一番最初、コウイチが登場した時の衝撃! 空気が変わるほどの存在感と華があって、一気にSHOCKの世界観に惹き込まれました。光一さんは若い頃から「けして身体が大きいわけではないのに舞台に立つと存在感がある」と評されていたと聞いたことがあり、なるほどこういうことかと納得しました。

 

・SHOCKを観て、『Show must go on』という言葉の素晴らしさと、それと表裏一体の狂気のようなものを感じました。私なんかは、コウイチの死ぬシーンを観て「そこまでやらなくちゃだめか!?Show must go onよりも大事なことがあるんじゃないのか!?」と感じてしまうんですが……。コウイチにとって、ショーは命を削ってでもやり遂げたいことなんだろうな。

最後にオーナーが言っていた、『ときに立ち止まりながら、振り返りながらまた一歩ふみだして進んでいく』(というニュアンスの言葉)が真理なのだと思います。

 

Show must go onを貫くには犠牲にするものも沢山あると思いますが、それをし続ける者にしか見られない景色があるのだろうとも思います。堂本光一さんはコウイチとは違うやり方で「Show must go on」を実践し続けていて、改めて凄まじい人だなと今回の映画で感じさせられました。

 

 

すっかり長くなってしまいましたが以上で初見の感想は終わります!劇場版ももう一回観たいし、過去のものも観たいし、舞台も状況が落ち着いたらいつか必ず行ってみたい!!楽しみ!!

最後になりましたが、こんな状況下でもエンタメの火を絶やさず灯しつづけてくださっている堂本光一さんをはじめカンパニーの皆様、関係者の皆様に感謝申し上げます。本当に素晴らしい作品を観させていただきました。ありがとうございました!

 

 

 

追記(2021.02.15)

昨日2回目のSHOCKに行った感想↓

 

 

 

 

 

KinKi Kidsの曲を聴いてひとこと感想書く【随時更新】

2020年11月22日にKinKi Kidsに出会い、一瞬で沼落ちした新規オタクです。

ちょっとずつキンキの曲を勉強していこうと思いまして、(ほぼ)1日1曲選んでTwitterで短い感想をコツコツと書いております。せっかくなので、こちらで感想をまとめていこうかな~と考えています。

まだたいして数もないし、拙い感想なのですが、ぼちぼち更新していこうと思います。もしよかったらみなさんの好きな曲とその好きなところも教えてもらえると、しがない新規オタクはたいへん喜びます!!

 

 

 

A album

Kissからはじまるミステリー 2021.01.10

私が初めて観たキンキコンサートはアマプラのep1、日本武道館公演の「We are KinKi Kids Live Tour 2016 TSUYOSHI & KOICHI」でした。イントロのかっこよさで心を掴まれたのを憶えています。

 

 

B album

♪ MY WISH 2021.01.22

今の歌い方も好きだがこの時の光一くんの歌い方も好きだ〜〜すこし気弱そうで繊細そうな優しい少年は、もうCD音源の中にしかいないね…19歳の男の子のその瞬間を切り取ったような歌詞と歌声がとうとい。

 

 

C album

 これから増えるよ!

 

 

D album

  これから増えるよ!

 

 

E album

♪ LOVESICK 2021.01.12

この曲ほんとかっこいい。2人の歌い方がちょっと退廃的でいいですよね…

 

 

F album

冬のペンギン 2021.01.15

パートナーと別れた後のお話なのでちょっぴり切ない歌詞ではあるものの、剛くんや光一くんが「冬のペンギン」って歌ってるのは正直かわいい。

 

 ♪ 愛のかたまり(Acoustic Version) 2021.01.14

こんなアレンジがあったことを知らず…!RTさせていただいたツイで知って聴いてみたら、凄い!!よかった!! 2人並んで座って、顔見合わせながらギター弾いて歌う感じのイメージが浮かぶ。元気になりたい時に聴きたい。

 

 

G album

どらごん・ろ〜ど 2021.01.30

なぜ中華風なのかはわからんがかなり好きです!なんも考えずに聴ける〜〜かわいい曲だ〜

 

 

H album

 駅までは同じ帰り道  2021.01.19

初々しい恋愛の可愛い歌! でもさっきの光一さんどヤの恋愛相談拒否を思い出して歌に集中できん!

※その日のどヤは光一さんがリスナーの恋愛相談をバッサリ拒否する回でした。

 

 

I album

 ♪ futari 2021.01.17

光一さんはキンキの作詞のときは悲恋書く印象が強いな…。 あと、曲調は穏やかなのになんか不安になる音だな…と個人的に思ってたので、(真偽は定かでないけど)「できあがった詞を見て剛さんが驚いた」というエピソードを聞いて逆に驚いた。最初から失恋曲のつもりで作ったんかと思ってた。

 

♪ Parental Advisory Explicit Content 2021.01.21

イヤホンで聴いたよ! 最高でした。それにしてもすごいタイトルやな。

※フォローしている方が「イヤホンで聴くと幸せになれる」とおっしゃっていたので試した。

 

♪ Night + Flight  2021.01.29

元々好きな曲だったけどΦコン見てもっと大好きになってしまった。デコチューの後の剛さんの声の甘さに思わず天を仰いでしまうよ…「ふたり自由な宇宙(そら)を描きだす」のふたりってふたりじゃん…としか思えなくなる病にかかって治りそうにありません。

 

 

 

Φ

♪ since 1997 2021.01.12

Natural Thangと同じく米倉さんの曲。2人のことを表してるフレーズが結構あって、考察しがいがある。内面的なことを歌っているのだけど、どこか冷めてるというか、俯瞰的に思えて面白いです。

 

 

J album

 これから増えるよ!

 

 

K album

  これから増えるよ!

 

 

L album

♪ むくのはね 2021.01.31 

むくのはね大大大好き!です! 玉置浩二さんのメロディが抜群に素晴らしいのと、歌詞の「夜の海にきらめく月明かりのよう」な穏やかさが好きです…揺さぶるような激しい恋じゃなくて、いろんなものを乗り越えた末の優しく穏やかな愛って感じでさ…穏やかなのに胸が苦しくなるよ~…

 

まだ涙にならない悲しみが 2021.01.24

明るめの曲調で「もうどうにもならない愛もある」と諦念と達観を歌ってるのがすごい好きです。終わりは始まりなのだと予感させてくれる歌だなーと思う。

 

♪ 君らしく生きる君が好きだ  2021.01.31

坂道系みたいなタイトルだなと思ったら作詞:秋元康で納得。 「誰のために愛してるか考えもしなかった」「その唇重ねた時 何か言おうとしてた君の"君らしさ"を奪ってた」…どういう愛し方をするかにもよりますよね。愛の伝道師である剛くんの意見を聞いてみたいところ。

 

 

M album

♪ 我儘 2021.01.27

なんかAアルバムとかBアルバムとか初期の頃っぽいポップなメロディーだなぁと思って聴いてたんだけど、歌詞には「時化た出来栄えの明細」とか「憂鬱だな明日の会議」とか出てきて、ああ月日が経ったんだな〜(遠い目)と思いました。

 

♪ aeon 2021.01.26

この曲昨日初めて聴いたのですがイントロからもう美しくてびっくりしちゃった。2人の美しいファルセットも聴けるし。キンキらしい哀愁のある失恋ソングでとっても良い…!好きです…

 

♪ もう君だけは離さない 2021.01.25

タイトルから似てるな〜と思っていたけど曲聴いて「もう君以外愛せない」のアンサーソングだと気づいた時はオオ〜!って1人で感動した。歌詞も「恋愛」の愛から家族愛へと変化して、時の流れを感じます。最後のアウトロの「もう君以外愛せない」の残り香で胸がギュッとなる。

 

 

N album

  これから増えるよ!

 

 

O album

♪ 彗星の如く 2021.01.12

ドヤで流れたので。この曲カッコいいし歌詞が本当に良くて、初めて聴いた時大興奮したな。FNSの時の衣装が忘れられない。

 

♪ Slash 2021.01.16

聴いてるうちにだんだんやみつきになってきた。

 

 

その他アルバム曲orアルバム収録曲以外

シンデレラ・クリスマス 2021.01.17

CDTVのツリーキンキを見返した。すごい元気出た。MV入ってるDVD早く手に入れたい。

 

♪ 好きになってく愛してく 2021.01.20

はじまりから抑えて抑えて、サビでバーッと音が広がるのが気持ち良くて好き。この時にしかない青さが詰まった歌声が眩しい! 何年経っても色褪せない歌詞だからその時期ごとに聴き比べしたいな。

 

♪杪夏 2021.02.02

ゆったりとしたテンポの切ないバラード。光一くんの高音ハモリがたくさん聴ける。光一くんの高音域の歌声ってたしかに綺麗なんだけどそれにここまでフォーカスする!?ってくらいずーっと高音域ばっかり歌ってる。それだけに、後半で光一くんが主旋律歌ってるときは「待ってました!!」って嬉しくなるよ。

 

 

光一くんソロ

♪ Love Shines  2021.01.21

超アイドル曲じゃない?? 歌詞も希望しかない。こんなんもうときメモGSのキャラソンじゃん…好きです。

 

 

剛くんソロ

 これから増えるよ!

 

 

【うつつ (@0504ym_utt) | Twitter

X'mas with KinKi Kids gift selection 2020

タイトルがなっっがい。(公式)

 

いやはや、クリコン最高でした。セトリを書きつつ、感想を簡単にのっけたいと思います。 

 

 

 

 

 

1. Harmony of December   

ジャニーさんが「今12月だからHarmony of Decemberだよ!」(ニュアンス)とタイトルを即決したという逸話のある、キンキ冬の十八番曲。

1500円のコンサートだというのに、豪華なオーケストラが演奏しててビビった。ステージもめちゃくちゃ豪華で、普通に普段の年越しライブDVDを見ている感覚に陥った。衣装も多分わざわざ新しいやつで……しかもオーケストラ用に曲もアレンジ加えていて……いいんですかこれ、1500円で?? という感じでした。


HoD(長いので略します)は、最初はそんなにお気に入りの曲というわけでもなかったのですが、2人が歌うのを何度も何度も聴くうちに思い入れのある曲となっていきました。
KinKi Kidsの曲って、他の人たちが歌うのに比べて歌詞に出てくる「君」と「僕」の関係性がとても近いものに思えるんですよね。

というかぶっちゃけ、「君」「僕」「ふたり」といった歌詞を、剛くんと光一くんに重ねて聴いてしまうんですよね。

きっと3人組とか5人組ならそんなこと思わないんだろうけど、キンキは2人組なので、お互いしかいないステージで歌われるとどうしてもそう思えてしまう時があってですね……。実際、昔「φコン」というコンサートでHoDを歌ったとき、剛くんが 

ふと気づけばいつも隣で笑ってる 僕の心に咲く花

という歌詞の部分で光一くんの肩に手を置いたことがあって。(ただし目線は逸らしたまま)これを見たとき「こーーれはとんでもねえぞ!?!?」と衝撃だったことを覚えています。それをされた光一くんが嬉しそうにはにかんでいたのがまた………(ここで言葉を失う) 

ご存じの方が多いと思いますが、もしまだ見てないよという方は、Amazonプライムで観れるので観てください……。(KinKi Kids Tour Selectionの「エピソード2」12分40秒〜16分23秒あたり)

 

それはそうとして、今回のHoDは、剛くんが

君に会いたい いま会いたい どんな言葉よりも

そばにおいで 君がいるならただそれだけで

という歌詞を歌うとき、「ああ、今の状況で大切な人に会えない人達のことを想って歌ってくれてるんだな」というのがとても伝わってきました。歌い方でこうも歌の伝える想いが変わってくるのだなと感じました。

 

HoDだけでめちゃめちゃ書いてしまったぞ!! 次行きます。

 


2. SNOW! SNOW! SNOW!

本当にキンキの曲はオーケストラが合うなとつくづく思った1曲でした。2人の声が切ないのに、歌声は壮大で力強くて惹き込まれます。

オーケストラアレンジの合うこと合うこと。もう元々オーケストラありきの曲なんでは?と思っちゃうねこんなの。

くそっ……なんで中高吹奏楽部だったのに1曲もKinKi Kidsの曲を演奏しなかったんだろうか私は!! 今ならわかる、キンキ楽曲との相性の良さがッ……!!

 


MC

ここでMCが入りますが、み、短い!!MC短い!! 普段のコンサートなら平気で30分40分MCをしちゃうKinKi Kidsなのに、今回は非常にコンパクト! 尺の問題もあるんだろうけど、やっぱりお客さんがいないと話しづらいってのもあるんだろうなと思いました。2人が楽しそうに仲良さそうに喋っているのを見るのが大好きなので、非常にさみしい……。

1日にあるO正月コンでもMCがコンパクトになっちゃうのだろうか……。それとも、ひょっとして逆に普段の2人きりのときの雰囲気を垣間見ることができるのだろうか? わからん……どうなるんでしょうか。


とりあえず、光一くんが開口一番「メリークリスマスです」と言っていたのがかわいらしかったです。昔の映像(18〜20歳くらい?)でも「メリークリスマスです」って言ってたのを見たので、変わってないんだね(^^)と微笑ましかったです。

 


3. 銀色 暗号

ハァァ〜〜!! やったー!! 銀色 暗号だー!!!
銀色 暗号は剛くん作詩、光一くん作曲の合作バラードです。

鮮やかな夜が 零している 銀色 暗号

問いたださないで 壊れるから

というサビの詩からもわかる通り、歌詩は密やかで繊細な謎に満ちています。そしてそれに光一くんが作った切ないメロディーが合わさって、とてもとても美しい曲です。大好き!
Aメロと最後にあるハモリがほんとうに綺麗でうっとりしました。


こんなにドラマティックで儚く美しいメロディーを作る人が、すごい下ネタ好きな上「女性の言う『優しい人が好き』は『自分にとって都合の良い人が好き』ってことでしょ」とか言ったりする人と同一人物だなんて、とても思えない……。

光一さんは一体どういう脳みそをしているんだろう…。非常に気になる。(剛くんは"この人あってのこの歌詩!"と納得できる)

 


4. 愛のかたまり

「心配性すぎなあなたは〜」という歌い出しとともに視界が真っ白になり何事かと思ったら。

ドアップにも耐えうる美しい造形の白塗りの顔が、こちらを見ていました。

何でそうなったのかわけわからんけども、2人、顔を白塗りにして雪だるまになっていました。いや、どういうこと???

KinKi Kids最近様子おかしいよ。この間のCDTVでも膝上丈のクリスマスツリーの着ぐるみ着込んでたし、一体どうなってんだ……。正直めちゃめちゃ面白いぞ……。

今回も、上半身は雪だるまの着ぐるみで下半身は白の半パンに白タイツ、足元は白の上履きと、非常に攻めた格好でした。

睫毛まで白塗りしていました。なぜ、芸歴30年弱のベテランが、1500円45分のライブでそこまで身体を張るのか?
にこりともせず憂いの表情でこちらをじっと見つめて歌われてもこっちが困る……。普段全然カメラ目線しないくせに、こういう時だけずーっとカメラ目線なのずるいな……。

歌の方はというと、未だかつてないくらい凛々しく「愛のかたまり」を歌い上げていてもう笑うしかありませんでした。今までで一番愛が盤石にかたまっていそうでした。儚さとかはないです。

 


5. シンデレラ・クリスマス

わーーい!!シンデレラクリスマスだー!! 好きだー! メロディの王道アイドル感と歌詞の少しの切なさが良いんですよ。さっきの雪だるまは幻だったのかというくらい普通に衣装も顔も元に戻って、特に雪だるまに触れることもなく普通に始まりました。本当にこの曲もオーケストラが映える!! 華やか!!


歌い終わった後の2人の顔が晴れやかで見とれました。光一くんは本当に微かに(1ミリくらい)ほほえんでいるように見えて、意外でした。ああいう表情は珍しいなあと。2人とも楽しく歌えたのだったら、聴いてる側としてもとても嬉しいなあ。

 


6. フラワー

番組で縁が生まれた高校生の吹奏楽部の子達とフラワーを演奏してました。

高校生のみんなに接する時のキンキ2人の謙虚さというか、「来てくれてありがとうございます」「皆さんを見て本当に情けないくらい勇気もらっちゃって」とか言葉にできるところが素敵だなあと感じました。

 

「今世界中が大変な時期で、きっと"なになに世代"とかって言われるけど、これを一緒にみんなで乗り越えたら、その"なになに世代"が誇りになるんじゃないかと思う」と光一くんが言っていて、本当にそうだなと。

この吹奏楽部の子達をはじめたくさんの人たちが、今年は思うように活動できず辛い思いをしたと思います。でもそれを嘆くだけじゃなくて、そうして乗り越えた先にあるプラスの面も見ていこうよというメッセージを伝えてくれました。
なんだかすごく優しい捉え方だなと思いました。優しいという表現が適切なのか、分かりませんが…。
こういう時代に自分たちに何ができるのか、何を伝えたいのか、何を大切にするべきなのか、KinKi Kidsはとても真摯に考えているんだなあと感じました。その誠実さと優しさを、改めて尊敬したなあ。


今まで聴いた中で一番心に響いたフラワーでした。高校生のみんながとても素敵な笑顔でパフォーマンスして、それを見ながらキンキの2人もとっても楽しそうに嬉しそうに歌っていて。

「僕らは愛の花咲かそうよ 苦しいことばっかりじゃないから」「こんなにがんばってる君がいる 叶わない夢はないんだ」という歌詞がストレートに響きました。

 

 


以上!!思ったより長くなりましたが感想でした。もっと語彙力があればよかったんだけど、拙い言葉ばかりで歯痒い。素敵なクリスマスをありがとう!

 

うつつ@0504ym_utt

最近まっすーファンになった者が、NEWS/テゴマスの好きな歌を書く

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夜な夜なNEWSの曲を聴く私


つい最近、増田貴久さんとNEWSのファンになった者です。

この前の週末にNEWSとテゴマスのCDをレンタルし、それから四六時中、夢中になって彼らの曲を聴きました。その中で特に「好きだな〜」と思った曲を、簡単な感想と共に紹介したいと思います。

ファンの皆様からすれば「何を今更」と思われることを書いていると思いますが、お付き合いいただけると嬉しいです! よろしくおねがいします!!

 

 

 

 

 

madoromi


お別れのバラード。
夜明けの海辺のように静かで儚いAメロから、
増田さんが歌うサビで一気に深く広く世界が開けるところが、本当に美しいです。
幸せな夢の中、大好きな人が微笑みながら優しく背を押してくれて、そうして目が覚めるような。そんなイメージの曲だなと思います。
本当にメロディが美しく、そこにNEWSのみんなの優しい声が合わさって「まどろみ」の雰囲気を作り出しています。とても好きな曲です。

 

 
チャンカパーナ


「NEWSといえばこれ!!」といえるほどの代表曲、チャンカパーナ! NEWSを好きになる前はネタ曲だと思っていたんですが、今聴くと、面白さ、キャッチーさ、カッコよさ、キラキラ、エロティック、などなど、アイドルの魅力を凝縮した非常に秀逸な曲だなと思います。4人になってからのNEWSを有名にしたすげえ曲です。

終始めちゃめちゃ仰々しくて笑ってしまうんですが、このぶっ飛んだ歌詞が私たちを非日常へと誘ってくれますね。元気が出ます。

あと、間奏のセリフパートの増田さんで「ヴッッ」てなります……。美しい恋を「約束するよ」と誠実に誓ってくれるのが増田さんなんだね……と思いました。(※飛躍した解釈です)

 

 

さくらガール


ほろ苦い初恋の歌だと私は思っています。桜の花びらが舞い上がる情景が浮かんでくるような、キャッチーで綺麗な曲。
手越さんが歌う、「散りゆくから」〜からのフレーズが好きです。手越さんが美しいクリアな声で歌うから、思春期の少年が抱いたやり場のない思いがより切実に感じられます。

後半にある増田さんのソロパートも大好きです。増田さんの柔らかくて包み込むような声質は、桜が舞い散る景色とよく似合います。大切な恋の記憶を、優しく切なく歌い上げてくれています。

 

 
FOREVER MINE


もしも人生で1度きり、増田さんに目の前で歌ってもらえる機会があったとしたら、私はこの曲をリクエストしたいです。この曲の増田さんの歌声が本当に本当に好きです。山下達郎さんをカバーした、増田さんのソロ曲。増田さんの優しく甘く包み込むような声が、曲にぴったりで最高なのです。

歌詞も好きです。ロマンチックで、まどろみの中にいるような優しい歌詞。言葉の響きが美しく、増田さんの歌声と合わさって聴き入ってしまいます。

さて、この曲の中ではものすごく「あなた」が愛され、大切にされているように思います。ただ、増田さんの甘く優しい歌声に気を取られてしまいがちですが、よく聴くと、"あなたは僕のもの"、"僕の胸の中からあなたを逃さない"というニュアンスが伺えます。ちょっと恐ろしいくらいの執着を感じる曲だなぁと思います。でも増田さんになら、そんな「永遠の愛の静寂」に堕とされてもいいなと思えてしまいますね。正直、ちょっとドキドキします……(すみません)

 

追記:山下達郎ver.も聴きました。調べてみると、これはどうやら不倫の歌らしいです。「あなた」の愛を攫って、"僕だけがあなたを愛せるんだ"と、だから"一緒に堕ちていこう"と囁く歌だったわけです。

増田さんは山下さんのファンで、「この曲をぜひカバーさせてほしい」と自ら頼んだらしいです。しかしいったい何故、増田さんはわざわざ不倫をほのめかす愛の歌を選んだのでしょうか。

私は、彼はこの曲でファンの愛を"奪おう"としたんじゃないかな、となんとなく思っています。増田さんは、アルバム「STORY」の「エス」という曲の直前に囁いていた言葉の通りに、アイドルという存在が、ファンの愛を奪い取ることで成立しているのだとしたら。彼が「FOREVER MINE」をアイドルとして歌ったのは、そのファンの愛を貪欲に奪うためなのではないでしょうか。ただファンに愛されるだけではなく、そしてファンに愛を与えるだけでもなく、愛を自ら欲したんじゃないかなと思います。
まあ、ただの妄想ですが。でもこう考えてみると、曲の印象は大きく変わってきますね。面白いです。

 

追記の追記:さっきの追記を書いた後、もう一度増田さんの「FOREVER MINE」を聴いてみました。すると、さっきとは違う仮説が思い浮かんできました。

前提として、増田さんは凄く作品の世界観を大事にする人なのだそうです。曲でも、ライブでも、アルバムでも。

そして、この「FOREVER MINE」という曲は、「NEVERLAND」というアルバムに収録されています。NEVERLAND、夢の国。もしかしたら増田さんは、現実から非現実へーーNEVERLANDの世界へと聴き手を攫っていくために、この曲を歌ったのかもしれないと思いました。辛い現実から攫っていくために。
「クローバー」で彼が書いた歌詞を見るに、こっちの解釈の方が彼らしいんじゃないかなと思いました。なんとなくですが。

 

 
キッス 〜帰り道のラブソング〜


テゴマスの代表曲。すごーく甘酸っぱくてストレートな愛の歌。甘い言葉のオンパレード! こんな風に言われて大切にされてみたいなって、一度くらい妄想したことありませんか? 私はあります。
聴いているこっちが恥ずかしくなっちゃうくらいシンプルな愛の言葉だらけですが、その真っ直ぐさが魅力だと思います。テゴマスの甘い声と、息の合った美しいハモリが心地よいです。
個人的には、「ギュウ」の増田さんがすごい好きです。ギュウって言い方が可愛いです。

 

 
クローバー


NEWSの最新アルバム「STORY」に入っている曲。メンバーが、自分の歌うパートを自分で作詞しているそうです。作曲もNEWSがしたそうです。すごい。
この「STORY」というアルバムは、ファンとNEWSの絆を形にしたものらしいです。聴くと、NEWSがとてもファンを大切にしていることが1曲1曲から伝わってきます。とても素敵なアルバムです。
「クローバー」は、メンバーからファンに「希望」と「誠実」と「愛情」と「幸運」を贈った曲なんだそうです。クローバーの4つの意味にちなんでメンバーが歌詞を書いて、曲の中にファンにしか分からないメッセージをたくさん散りばめている、らしいです。「らしい」というのは、私は新参ファンなので、今までのファンとNEWSの歩んだ歴史を完璧に理解することはできないからです。それでも、新参の私でも心に染みるくらい素敵な曲でした。「この人たちはこんなにファンを想って大事にしてくれるんだな」と安心できます。この人達のことを好きでいていいんだな〜って、肯定されている気持ちになります。

小山さんも加藤さんも手越さんも本当に素敵な歌詞を書いていてめちゃくちゃ感動したのですが、やはり私に1番響いたのは増田さんの歌詞でした。
エンターテイメントを、そしてアイドルを日常の逃げ場にしていいと、歌の中で増田さんは言ってくれます。そして、増田貴久が愛している「NEWS」という居場所を君も見つけてくれたのなら、これからもずっと一緒に旅をしようと歌ってくれています。好きなアイドルにこんな言葉を贈ってもらえるなんて、こんなに心強いことがあるでしょうか。

歌詞のどのメッセージも素敵で、うまく説明できる気がしないのでこれで留めます。でも、どこをとっても本当に素敵でした。

 

 


以上です。思ったより長くなってびっくりしました。まだ全部の曲をちゃんと聴けているわけじゃないので、今後もっと新しい発見がありそうでワクワクします。ライブDVDも観たいし、ライブも行きたいな。三次元に生きている人で、かつまだ引退していない人々を推すのが初めてなのでちょっと不安だったのですが、好きな人たちのことを考えている時間はやっぱり楽しいですね。今後も楽しんでいきたいと思います。

 

追伸:よかったらみなさんの好きな曲の解釈も教えていただけると嬉しいです。あと、NEWSやテゴマスのおすすめの曲があればぜひ教えてください。聴きます。

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