X'mas with KinKi Kids gift selection 2020
タイトルがなっっがい。(公式)
いやはや、クリコン最高でした。セトリを書きつつ、感想を簡単にのっけたいと思います。
1. Harmony of December
ジャニーさんが「今12月だからHarmony of Decemberだよ!」(ニュアンス)とタイトルを即決したという逸話のある、キンキ冬の十八番曲。
1500円のコンサートだというのに、豪華なオーケストラが演奏しててビビった。ステージもめちゃくちゃ豪華で、普通に普段の年越しライブDVDを見ている感覚に陥った。衣装も多分わざわざ新しいやつで……しかもオーケストラ用に曲もアレンジ加えていて……いいんですかこれ、1500円で?? という感じでした。
HoD(長いので略します)は、最初はそんなにお気に入りの曲というわけでもなかったのですが、2人が歌うのを何度も何度も聴くうちに思い入れのある曲となっていきました。
KinKi Kidsの曲って、他の人たちが歌うのに比べて歌詞に出てくる「君」と「僕」の関係性がとても近いものに思えるんですよね。
というかぶっちゃけ、「君」「僕」「ふたり」といった歌詞を、剛くんと光一くんに重ねて聴いてしまうんですよね。
きっと3人組とか5人組ならそんなこと思わないんだろうけど、キンキは2人組なので、お互いしかいないステージで歌われるとどうしてもそう思えてしまう時があってですね……。実際、昔「φコン」というコンサートでHoDを歌ったとき、剛くんが
ふと気づけばいつも隣で笑ってる 僕の心に咲く花
という歌詞の部分で光一くんの肩に手を置いたことがあって。(ただし目線は逸らしたまま)これを見たとき「こーーれはとんでもねえぞ!?!?」と衝撃だったことを覚えています。それをされた光一くんが嬉しそうにはにかんでいたのがまた………(ここで言葉を失う)
ご存じの方が多いと思いますが、もしまだ見てないよという方は、Amazonプライムで観れるので観てください……。(KinKi Kids Tour Selectionの「エピソード2」12分40秒〜16分23秒あたり)
それはそうとして、今回のHoDは、剛くんが
君に会いたい いま会いたい どんな言葉よりも
そばにおいで 君がいるならただそれだけで
という歌詞を歌うとき、「ああ、今の状況で大切な人に会えない人達のことを想って歌ってくれてるんだな」というのがとても伝わってきました。歌い方でこうも歌の伝える想いが変わってくるのだなと感じました。
HoDだけでめちゃめちゃ書いてしまったぞ!! 次行きます。
2. SNOW! SNOW! SNOW!
本当にキンキの曲はオーケストラが合うなとつくづく思った1曲でした。2人の声が切ないのに、歌声は壮大で力強くて惹き込まれます。
オーケストラアレンジの合うこと合うこと。もう元々オーケストラありきの曲なんでは?と思っちゃうねこんなの。
くそっ……なんで中高吹奏楽部だったのに1曲もKinKi Kidsの曲を演奏しなかったんだろうか私は!! 今ならわかる、キンキ楽曲との相性の良さがッ……!!
〜MC〜
ここでMCが入りますが、み、短い!!MC短い!! 普段のコンサートなら平気で30分40分MCをしちゃうKinKi Kidsなのに、今回は非常にコンパクト! 尺の問題もあるんだろうけど、やっぱりお客さんがいないと話しづらいってのもあるんだろうなと思いました。2人が楽しそうに仲良さそうに喋っているのを見るのが大好きなので、非常にさみしい……。
1日にあるO正月コンでもMCがコンパクトになっちゃうのだろうか……。それとも、ひょっとして逆に普段の2人きりのときの雰囲気を垣間見ることができるのだろうか? わからん……どうなるんでしょうか。
とりあえず、光一くんが開口一番「メリークリスマスです」と言っていたのがかわいらしかったです。昔の映像(18〜20歳くらい?)でも「メリークリスマスです」って言ってたのを見たので、変わってないんだね(^^)と微笑ましかったです。
3. 銀色 暗号
ハァァ〜〜!! やったー!! 銀色 暗号だー!!!
銀色 暗号は剛くん作詩、光一くん作曲の合作バラードです。
鮮やかな夜が 零している 銀色 暗号
問いたださないで 壊れるから
というサビの詩からもわかる通り、歌詩は密やかで繊細な謎に満ちています。そしてそれに光一くんが作った切ないメロディーが合わさって、とてもとても美しい曲です。大好き!
Aメロと最後にあるハモリがほんとうに綺麗でうっとりしました。
こんなにドラマティックで儚く美しいメロディーを作る人が、すごい下ネタ好きな上「女性の言う『優しい人が好き』は『自分にとって都合の良い人が好き』ってことでしょ」とか言ったりする人と同一人物だなんて、とても思えない……。
光一さんは一体どういう脳みそをしているんだろう…。非常に気になる。(剛くんは"この人あってのこの歌詩!"と納得できる)
4. 愛のかたまり
「心配性すぎなあなたは〜」という歌い出しとともに視界が真っ白になり何事かと思ったら。
ドアップにも耐えうる美しい造形の白塗りの顔が、こちらを見ていました。
何でそうなったのかわけわからんけども、2人、顔を白塗りにして雪だるまになっていました。いや、どういうこと???
KinKi Kids最近様子おかしいよ。この間のCDTVでも膝上丈のクリスマスツリーの着ぐるみ着込んでたし、一体どうなってんだ……。正直めちゃめちゃ面白いぞ……。
今回も、上半身は雪だるまの着ぐるみで下半身は白の半パンに白タイツ、足元は白の上履きと、非常に攻めた格好でした。
睫毛まで白塗りしていました。なぜ、芸歴30年弱のベテランが、1500円45分のライブでそこまで身体を張るのか?
にこりともせず憂いの表情でこちらをじっと見つめて歌われてもこっちが困る……。普段全然カメラ目線しないくせに、こういう時だけずーっとカメラ目線なのずるいな……。
歌の方はというと、未だかつてないくらい凛々しく「愛のかたまり」を歌い上げていてもう笑うしかありませんでした。今までで一番愛が盤石にかたまっていそうでした。儚さとかはないです。
5. シンデレラ・クリスマス
わーーい!!シンデレラクリスマスだー!! 好きだー! メロディの王道アイドル感と歌詞の少しの切なさが良いんですよ。さっきの雪だるまは幻だったのかというくらい普通に衣装も顔も元に戻って、特に雪だるまに触れることもなく普通に始まりました。本当にこの曲もオーケストラが映える!! 華やか!!
歌い終わった後の2人の顔が晴れやかで見とれました。光一くんは本当に微かに(1ミリくらい)ほほえんでいるように見えて、意外でした。ああいう表情は珍しいなあと。2人とも楽しく歌えたのだったら、聴いてる側としてもとても嬉しいなあ。
6. フラワー
番組で縁が生まれた高校生の吹奏楽部の子達とフラワーを演奏してました。
高校生のみんなに接する時のキンキ2人の謙虚さというか、「来てくれてありがとうございます」「皆さんを見て本当に情けないくらい勇気もらっちゃって」とか言葉にできるところが素敵だなあと感じました。
「今世界中が大変な時期で、きっと"なになに世代"とかって言われるけど、これを一緒にみんなで乗り越えたら、その"なになに世代"が誇りになるんじゃないかと思う」と光一くんが言っていて、本当にそうだなと。
この吹奏楽部の子達をはじめたくさんの人たちが、今年は思うように活動できず辛い思いをしたと思います。でもそれを嘆くだけじゃなくて、そうして乗り越えた先にあるプラスの面も見ていこうよというメッセージを伝えてくれました。
なんだかすごく優しい捉え方だなと思いました。優しいという表現が適切なのか、分かりませんが…。
こういう時代に自分たちに何ができるのか、何を伝えたいのか、何を大切にするべきなのか、KinKi Kidsはとても真摯に考えているんだなあと感じました。その誠実さと優しさを、改めて尊敬したなあ。
今まで聴いた中で一番心に響いたフラワーでした。高校生のみんながとても素敵な笑顔でパフォーマンスして、それを見ながらキンキの2人もとっても楽しそうに嬉しそうに歌っていて。
「僕らは愛の花咲かそうよ 苦しいことばっかりじゃないから」「こんなにがんばってる君がいる 叶わない夢はないんだ」という歌詞がストレートに響きました。
以上!!思ったより長くなりましたが感想でした。もっと語彙力があればよかったんだけど、拙い言葉ばかりで歯痒い。素敵なクリスマスをありがとう!
うつつ@0504ym_utt